はじめに

 平成26年夏、同居している親父が自宅の階段から転落し救急車で搬送され入院。
 その日を境に親父はアルツハイマー型認知症を発症。
 それは親父とオレと家族の生活を一変させる出来事だったのです。
 詳しくは下記に記しています。
 介護初心者のオレが親父のサポートに取り組む姿を綴っていきたいと思っています。


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2017年05月23日

3年間ありがとうございました。


 こんにちは。オレです。


 昨日、5月22日。親父は無事養護施設へ入所しました。朝から嫁と3人で出向き、出迎えてくれたスタッフさんに案内され、親父の為に用意された部屋へ。設置されたクローゼットに荷物を入れている間、親父はスタッフさんとにこやかに談笑。


 そしてオレは入所の手続きの為に別室へ。管理者の方と話をしていると、嫁に手を引かれて親父もやって来ました。多分、落ち着かずにソワソワしていたのでしょう。嫁と二人、後ろのソファーに腰掛け、オレらの話が終わるのを待っている親父。その間嫁に「まだ帰れないね」と呟いていたそうです。後からそれを聞いてちょっと切なくなりました。


 その後、胃ろうの栄養補給のやり方をスタッフさんに実践して見せました。終わる頃には親父は疲れが出たのか、大イビキで爆睡。目が覚めるとオレ達を後追いするかもしれません。そのままオレと嫁は施設を後にしました。


 施設は緑に囲まれ環境が良く、スタッフさんも優しい人ばかり。これなら親父も穏やかに暮らしてくれる事でしょう。


 帰りの車の中で嫁と「終わったね」と語り合いました。約3年間の介護生活。本当に色んな事があり壁に何度もぶち当たりました。でもオレらはやれる事はみんなやったと思います。


 このブログは介護生活に入ると同時に開始しました。まったく先の見えない不安の中で、ブログを終えるのは親父が死んだ時だろうと自分自身思っていました。しかし、親父ににとってもオレらにとっても最良の選択をして、終える事が出来るのを嬉しく思っています。


 これまで読んでくださった方。暖かなコメントを寄せてくださった方。本当に3年間ありがとうございました。


 そして最後に。お父さん、ありがとう。これからもずっと元気で長生きしてください。

posted by オレ at 06:50| Comment(12) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月18日

離れていった人、手を差し伸べてくれた人


 こんにちは。オレです。


 来週の親父の養護施設入所の為の準備。役所へ行って必要な書類を集めたり、かかりつけ医院に紹介状を依頼したり、これまでお世話になっていた小規模多機能施設からの引き継ぎ書をお願いしたり等々、慌ただしく過ごしています。


 いざ役所へ行って住所変更の手続きをすると、親父の居住地は自宅ではなくなるんだなぁとしみじみ感じます。何とも言えない複雑な気持ちになりますが、現住所が変わっても自宅は自宅。『終の住処』ではなくなりますが、いずれは帰る場所にしておいてあげたいと思っています。



 親父が認知症を発症して約3年。とにかく無我夢中で突っ走ってきましたが、その中でオレ自身色々と感じるところもありました。親父から離れていった人達がいれば新しく出会った人達もいました。


 特に、親しい存在だった親族の中で、手のひらを返したように疎遠になっていった人がいます。以前は親父にマメに連絡していたのに、発症を境にプツリと音沙汰無し。恐らく手間がかかるようになった親父に関わりたくなかったのでしょう。


 逆に、それまではあまり行き来が無かったのに、オレ達を心配して連絡をくれるようになった人もいます。オレも嫁も、自分達で親父の面倒を見ると決めて頑張っていたので、何かして欲しいという要望はありませんでしたが、時々気にかけて声をかけてくれるだけで救われた気持ちになりました。本当に、こんな時にその人が持つ人間性が出て来るものですね。


 更に、他人ではありますが、親父の世話をしてくれた介護施設の方。病院のスタッフの方。本当に親身になって相談に乗ってくれました。ビジネスとはいえ、どれだけ心強かった事か。


 他にも心配して声掛けしてくれたり、親父が脱走した時に見つけて教えてくれたご近所の方。介護離職したオレを心配して負担の少ないアルバイトをさせてくれた元会社の人。とにかく感謝、感謝なのです。


 色々な方に支えられての介護生活でした。このご恩を忘れぬように、ここに書き記しておきます。これからのオレも困った人、頑張っている人がいれば手を差し伸べられるような人間でありたいと思っています。

posted by オレ at 22:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月15日

ゴールが見えて来ました。


 こんにちは。オレです。


 約1ヶ月ぶりです。ご無沙汰していました。この間ずっとオレは短期のアルバイトに行き、親父は平日は小規模多機能施設のロングステイ、土日は自宅で過ごすという生活を送っていました。


 3月末までの入院生活で体力が落ちていた親父も、ここ1ヶ月半でかなり回復。介助無しでもなんとか歩行出来るようにまでなりました。ただ、体力が回復すると別の問題も。徘徊の恐れが出てきたので目は離せなくなって来ました



 そして、大きな変化がひとつ・・・2年前に申し込んでいた養護施設の入所の順番が回って来ました。ただし2年前と親父の状況はかなり変わりました。認知症の進行と栄養補給が胃ろうになった事です。その当たりも含め、養護施設側が受け入れ可能かどうか面談をする事になりました。


 親父とオレと嫁、そして今お世話になっている小規模多機能施設の方からも状況の聞き取り面談です。その面談の前々日、小規模多機能施設の代表の方から「もし可能ならばこのままうちでお世話をさせてください」と言われました。


 代表の方は、親父の今の状況を考え、細かいとこに目が行き届く小規模多機能のメリットを挙げられ、そして金額面でも負担を少しでも減らすように考えてますと言われたのです…つまり値下げすると。


 色々な要因があると思います。親父は確かに徘徊の恐れがあって目が離せない事はありますが、精神的に穏やかになっており、他の利用者さんに比べ手がかからない事、それに肉体的に丈夫なので、これから先、長く利用する可能性が高い事等、施設側からしても手放したくないのかもしれません。


 オレの心は激しく揺れました。たとえ施設側の都合だったとしても、「ずっと居て欲しい」と思われる親父って、凄く幸せなのかなぁと。それから確かに、小規模多機能施設は細かいところに目が届き、アットホームな雰囲気なので、親父にとっては心地よい空間なのかなと思ったりもしたのです。


 そして迎えた面談日。養護施設の人に今の親父の状況、家庭の状況、オレの仕事の事、経済的な事など包み隠さず話しました。同席してくれた小規模多機能施設のスタッフさんも、複雑な気持ちだった思いますが、客観的にちゃんと親父の状況を説明してくれました。結果は、受け入れOK。


 その後嫁ともう一度相談しました。色んなシチュエーションを想定した結果、養護施設の方にお願いする事に決めたのです。入所は来週の月曜日。明日から準備に追われます。



 親父の介護を始めて約3年。先の見えない生活の中、養護施設へ入所する時をひとつのゴールと考えていました。そのゴールがようやく目の前に見えてきました。


posted by オレ at 23:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする