はじめに

 平成26年夏、同居している親父が自宅の階段から転落し救急車で搬送され入院。
 その日を境に親父はアルツハイマー型認知症を発症。
 それは親父とオレと家族の生活を一変させる出来事だったのです。
 詳しくは下記に記しています。
 介護初心者のオレが親父のサポートに取り組む姿を綴っていきたいと思っています。


スポンサーリンク

2018年02月14日

まさかの面会謝絶


 こんにちは。オレです。


 今年は雪が多い冬です。東北や北陸は考えられないくらいの量の積雪を記録し、市民の生活にも大きく影響しているようです。


 ここ長崎も量は多くはないですが、いつもより多い回数の積雪を記録しています。オレが住む地域は山の方なので、ちょっと降っただけでも道路は真っ白。公共交通機関のバスも運行休止になって、正に隔離状態となってしまいます。


 そんな毎日が続く中、施設に入所している親父はどうしているだろうと、車のタイヤにチェーンを巻いて面会に行ってみる事にしました。


 片道約30kmの距離。チェーンを巻いている為にガタガタと乗り心地は悪く、スピードも出さずに安全運転でトロトロ走行。通常なら1時間もすれば到着する道のりを、1時間程かけてのロングドライブ。


 「やっと着いたぁ」とホッとして入り口に向かうと扉に1枚の張り紙が。


 『インフルエンザ予防の為、只今面会をお断りしております』の文言。


 確かに、駐車場に外来の車は一台も止まっておりません。念のため、入り口すぐの事務所へ。スタッフさんみんなマスク姿で、「すみません。ちゃんと電話で連絡しておけばよかったですね」と謝られました。


 いやいや、そんな利用者の家族みんなに連絡するのも大変でしょう。ましてや、平日に…この雪の中に来るのはオレぐらいのものでしょうから。


 スタッフさん曰く、入所者に1名インフルエンザが出たらしく、さらなる感染を防ぐ為に外部との接触をシャットダウンしていますとの事でした。


 入所者は高齢者ばかり。ちょっとした感染でも命に関わるリスクも多いと思います。施設側の賢明な判断ではないでしょうか。


 ちなみに親父は、まったく感染の様子もなく、元気に相変わらず落ち着き無く過ごしているとの事でした(笑)


 オレはまた1時間半の道のりを、チェーンを巻いた乗り心地の悪い車をゴロゴロと転がして帰りました。


 お父ちゃん!また暖かくなったら会いにいくからね。


posted by オレ at 19:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月22日

家族間のコミュニケーションA 〜小室哲哉引退について〜


 こんにちは。オレです。


 前回書いたように、今の親父は会話のキャッチボールはおろか、普通の大人同士のコミュニケーションが取れません。何を話しかけてもつれない調子。ただご機嫌にニコニコしているのが救いです。


 その対大人の家族間コミュニケーションについて考えさせられた出来事。世間を騒がせた小室哲哉氏の引退騒動です。

小室哲哉引退 介護地獄に陥らない5カ条「何でも自分でやろうと思わない」

  希代のヒットメーカーの幕引きは唐突だった。19日、音楽活動からの引退を電撃的に発表した音楽プロデューサー、小室哲哉(59)。週刊文春が報じた女性看護師との不倫疑惑を受け、男女関係は否定しながらも、「騒動のケジメとして引退を決意した」と語った。くも膜下出血で倒れた妻、KEIKO(45)の終わりのない介護が、彼をそこまで追い込んだのか。



 これまでの色々な報道によると奥さんのKEIKOさんが高次脳機能障害で大人としてのコミュニケーションが取れなくなったとか。小室氏曰く「女性というより女の子のようになってしまった」


 家族と普通のコミュニケーションが取れなくなった時の切なさ…正に認知症の親父を抱えたオレにも感じられるものです。


 ただ、オレの場合は親であり、客観的にいうとオレより早く死ぬ存在。言い方は悪いですが、諦めはつくのです。そして、オレには他にちゃんとしたコミュニケーションがとれる嫁や成人した子供もいます。


 今現在の好々爺となった親父。大切な家族には代わりませんし可愛らしい存在です。小室氏も奥さんに対して愛情が薄れたわけではないはずです。きっと可愛らしい子供のような存在になっているでしょう。


 でもやはり“連れ合い”の存在は違うんですよね。自分の一番の理解者であり、弱いところも見せられるものだとオレは思います。


 小室氏の家族構成がどうだったか分かりませんが、家族間で一番結びつきが強いはずの“連れ合い”がそうなった時の辛さは想像を絶するでしょう。


 そんな時に信頼できる存在の女性と出会えば、それは深い関係になるでしょう。この場合の深い関係とはいわゆる男女の関係とはちょっと違います。はっきり言って、不倫云々で片付けられる存在ではないと思うのです。逃げ場というか、心の拠り所というか…


 オレは別に不倫を肯定してるのではありません。ただ介護経験者として、障害を持つ家族を抱える人間の辛さや切なさ、孤独から少しでも救われたかった小室氏の気持ちが分かるのです。


 これは今迄の芸能人や政治家の“ゲス不倫”とは全く違う、社会が抱える問題を浮き彫りにしたものではないでしょうか。


posted by オレ at 16:53| Comment(2) | ニュースな事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月21日

家族間のコミュニケーション@


 こんにちは。オレです。


 遅くなりましたが新年明けて一発目の更新です。年末年始、オレはずっと仕事だった事もあり、親父は自宅に帰る事もなく施設で年を越しました。仕事がひと段落ついて家族みんなで親父を訪ねると、いつものようにニコニコと笑顔で迎えてくれました。


 正月といっても、経管胃ろうの親父はお屠蘇を飲むわけでもなく、おせち料理を食べるわけでもなく、いつもとなにひとつ変わらない時間を過ごしたようです。


 自宅の親父宛に来た年賀状を持って行き「○○さんからも△△さんからも年賀状が来てましたよ」と伝えると、「あぁ、そうですか」とつれない対応。話の内容は全く理解せずに本能的に返事をしているようです。今流行の『塩対応』とはちょっと違う、無味無臭の『空気対応』です(笑)


 オレの息子を指差して「ほら、孫もきてますよ」と言っても知らない人に社交辞令でもするような会釈をするだけ。ほんの数年前まであんなに可愛がっていたのに、すっかり記憶の中から消えているようです。


 正月過ぎたらすぐに親父の87回目の誕生日。プレゼントも一緒に持って行きました。ニットの帽子と膝掛けの毛布。

nit.JPG


 「お父さん、今度の誕生日でいくつになりますか?」と訊ねると「私ですか?30歳です」と57歳の強烈な鯖読み…いやいや、本当にそう思ってるのかもしれません。


 このような感じで、まともな大人としてのコミュニケーションは全く無理な状況。これはこれで可愛らしいのですが、若干の寂しさがあるのは否めません。


 最近、対大人の家族間コミュニケーションについて考えさせられる出来事がありました。それについて個人的な意見を次回書きたいと思います。

posted by オレ at 14:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする