はじめに

 平成26年夏、同居している親父が自宅の階段から転落し救急車で搬送され入院。
 その日を境に親父はアルツハイマー型認知症を発症。
 それは親父とオレと家族の生活を一変させる出来事だったのです。
 詳しくは下記に記しています。
 介護初心者のオレが親父のサポートに取り組む姿を綴っていきたいと思っています。


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2015年06月22日

父の日に親父と歓談


 こんにちは。オレです。


 本日、全国的に「父の日」。日頃言えないお父さんへの感謝の気持ちを表した人も多かったのではないでしょうか。親父の通所するデイサービス施設も父の日という事で、家族を招待しての懇談会が開催されました。


 親子でゆっくりと語り合ってくださいとの施設側の配慮で開催されたのですが、会場に着いたオレを見かけた親父「どうもご無沙汰しております」と深々とお辞儀をしました。


 これは親父特有の照れ隠しに違いないと思いましたが、どうも様子が変です。目が真剣なのです(笑)


 お父さん、オレが誰かわかります?・・・・・・・「あんたは▲▲さんやろうが」


 ▲▲さんとは親父が40年以上前に一緒に仕事をしていた部下の名前です。何故今その人の名前が登場したのかは不明ですが、オレを▲▲さんと完全に思い込んでいる様子。オレがいるはずのない施設に顔を出したので混乱したのかもしれません。


 施設のスタッフさんが「息子さんが来てくれて良かったですね」と声掛けしても「私の息子は遠くに住んでておらん!」と言い張ります。親父曰く「自分は今一人暮らしをしている」(笑)


 まぁ本人がそう言ってるのだから仕方ありません。幸い機嫌もいいのでオレは▲▲さんになりきり、しばらくお話に付き合いました。


 その後、スタッフさんが企画したレクレーションがありました。みんな笑顔で楽しんでいる中、親父はマイペースでしゃべり続けました。話の内容はどうやら仕事の事らしいです。そして話すだけ話すと「そういう事だからよろしくハハハハ」と勝手に自己完結。元々協調性はない方でしたが、認知症になって拍車がかかっている模様です。


 そんな自分勝手な親父ですが、スタッフさんからの「お父さんの笑顔は周りを癒してくれるんですよ」との言葉になんとか救われました(笑)


 そして夕方、帰宅してきた親父に聞いてみました。

 今日の昼、オレと会ったの覚えてる?・・・・・・「知らん」

 オレが誰か分かるか?・・・・・・・「あんた」

 家でもマイペースです(笑)


 
本日のじい様プレート

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※手まり寿司、チーズinピザ、ポテトサラダ、魚のすり身揚げ



 (おまけ)
 夕食後、息子がゴソゴソと紙袋をオレに渡しました。開けてみると冷酒のグラスセット。父親らしい事出来てないのにちゃんと父の日のプレゼントをくれた息子。じいさんがショートステイで泊まりの時に二人でゆっくり飲みたいと思います。



posted by オレ at 00:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月21日

こんなに具合が悪いのは初めてだ


 こんにちは。オレです。


 人は誰しも自分をアピールしたい時があると思います。自分の存在を周りの人間に分かって欲しい時、認めて欲しい時等々。


 赤ちゃんが懸命に泣く、子供が親の気を引く為にイタズラをする、大人にもありますよね。好きな人に振り向いて欲しい為につれない態度を取ってみるとか、高価なアクセサリーを身につけて財力を見せつけるのもそうだと思います。


 現在、うちの親父が家族に自己アピールする手段・・・自分を弱々しく見せる事。体がキツイと訴えて、具合が悪い事を強調するのです。


 今日もデイサービスから帰宅し、いつも通りに入浴。風呂から上がると「アイタタ、アイタタ」いいながらベッドに横たわりました。オレがそばに近づくと苦しそうな「ハァハァ」とした息づかい。


 この時点では本当に具合が悪いのか、どうかはまだ分かりません。ただ、ここから先の言動でオレは判断するようにしています。


 親父の部屋から出て、ドアの陰に隠れて様子をうかがうと苦しそうな息づかいはピタリと治まります。そしてわざと足音を立てて近づいたらまた「ハァハァ」言い出すのです。


 そして質問を投げかけるオレ。


 お父さん、苦しいのですか?・・・・・「こんなに具合が悪いのは初めてだ」


 いやいや、あなた!85年も生きて一番具合が悪い状態でまともにしゃべれるわけないでしょ。この時点で親父の自己アピール仮病決定です。


 そういえば、以前も同じ状況で「苦しいのですか?」と尋ねると「俺はこの調子じゃ長生き出来んかもしれん」と答える親父 ・・・・あんた、すでに日本人男性の平均年齢をとっくに越えて長生きしてますがなとツッコミを入れそうになりました。


 そして迎えた夕食の時間。

本日のじい様プレート

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※チンジャオロース、サバの煮付け、カツオのタタキ、湯でとうもろこし



 今までで一番具合の悪いはずの親父、しっかりと完食。デザートのスイカもペロリと食べた後、物足りずにとうもろこしのおかわりをしました。


 本日の自己アピールも終了したみたいです(笑)


 
posted by オレ at 01:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月20日

遠くの親類より近くの他人なのです



 こんにちは。オレです。


 「認知症に対する理解と見守り」・・・これは大切な問題だと思います。時に徘徊の恐れがある認知症患者の場合、同居する家族だけでは手に負えない場合が多いのです。


 うちの親父も今でこそ穏やかに過ごしていますが(時々やさぐれますw)、去年の夏から秋にかけては徘徊の症状が見られました。突然何も言わず外に飛び出すのです。


 夜間は玄関に設置した人感センサーをオンにし「ピンポーン♪」となる度に飛び起きる毎日。結構辛いものでした。このセンサー、日中はオンのままにすると、誰かが玄関に行く度に「ピンポーン♪ピンポーン♪」の連呼。という事でオフっておりました。


 そんな時に限って親父が脱走するのです。でもそこで助けられたのがご近所さんの存在でした。隣の奥さんがフラフラと歩く親父を見かけ、うちに教えに来てくれたのです。おかげで家から100m程離れた場所で親父を確保(笑)事なきを得ました。


 他にも数件先のご主人は、親父の顔を見ると「おはようございま〜す!!今日もお元気ですね!」とゆっくりと大きな声で話しかけてくれます。すると親父も満面の笑みで嬉しそうにしています。


 親父が認知症になった時点で、オレの嫁がご近所さんに「何かあったらよろしくお願いします」と事情を説明し頭を下げていたのです。そして協力してくれるご近所さん。親父もオレも恵まれています。


 オレ自身はそれまでご近所付き合いに無頓着でした。でも、親父の1件で人と人との付き合いは本当に大切なものだと実感させられたのです。


 本当に「遠くの親類より近くの他人」ということわざ通りですね。


 このニュースの中でも「認知症は誰もがなり得る身近な病気だと理解し、地域で普通に暮らせるような環境を整えることが大切」と語られています。


 地域みんなで見守る形が出来上がれば、家族の負担も軽減されますよね。


posted by オレ at 09:46| Comment(0) | ニュースな事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする