はじめに

 平成26年夏、同居している親父が自宅の階段から転落し救急車で搬送され入院。
 その日を境に親父はアルツハイマー型認知症を発症。
 それは親父とオレと家族の生活を一変させる出来事だったのです。
 詳しくは下記に記しています。
 介護初心者のオレが親父のサポートに取り組む姿を綴っていきたいと思っています。


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2015年10月13日

テレビの事


 こんにちは。オレです。


 親父が仕事を定年退職してから約20年。たまに旅行に出かけたりする事はあっても、一日中自宅でテレビを観て過ごしていました。ケーブルテレビの番組表を一か月分チェックして、観たい番組にラインマーカーを引くようにまめな事もやっており「趣味=テレビ鑑賞」を地でいくような人でした。


 それが今ではすっかりテレビにも興味が失せています。リモコンの使い方も分からなくなったみたいで、チャンネルを変えたりどころか電源のオン/オフもできません。


 それでも部屋にいる時は退屈だろうからと、つけてやっても、あっちをウロウロ、こっちをウロウロと観ているのか観ていないのかよく分からない感じです。


 たま〜に、集中している時があります。サッカー等のスポーツ中継の時です。昨日も海外サッカーが放送されていましたので大人しく観戦しているみたいでした。しばらくしてオレらのところにやって来て「面白いもんなぁ。ソ連が強いから」と嬉しそうな口調。


 ソ連?これはまた懐かしい響き。高齢者は未だにロシアをソ連と呼ぶ人が多いです。ロシアのプレミアリーグの中継でも観てたのでしょうか。親父の部屋のテレビをチェックするとサッカー中継はとっくに終わり、画面に映ってるのはメジャーリーグの試合。


 ・・・やはり内容はまったく理解していないようです。



昨日のじい様プレート

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posted by オレ at 09:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月08日

じい様ナビゲーション


 こんにちは。オレです。


 昨日、デイサービスからいつも通りの時間に戻ってきた親父。普段ならすぐ服を脱ぎ始めて風呂に入ろうとするのに、ベルトを締め直してまた外に出ようとしています。


 オレ「どうした?風呂入らんの?」


 親父「ちょっと行ってくる」


 オレ「どこへ?」


 親父「あれがあそこに来てるから〇×▲※・・・」


 最後は何を言ってるのか聞き取れません。何度か聞きかえすと、誰か遠くから会いに来ているので食事をする約束をしたとの事。


 時々、こんな事はあるんですよね。多分数十年前の出来事と今の出来事が一緒になっていると思うのですが・・・。


 あまり否定すると機嫌が悪くなるので、親父の言い分に従い待ち合わせ場所まで送る事にしました。


 車に乗って「どこまで行けばいい?」と聞くと「あんたがこの間連れて行ってくれたところ」と答える親父。いやいや、オレが最近連れていったのは病院以外はございませんが。


 よく分からないので道案内してくださいと言うと「分かった」との返事。車を走らせて、分かれ道に差し掛かる度に「どっちですか?」と聞き親父の指示する方向へひたすら進みます。


 夕方の帰宅ラッシュの車で賑わう道路。そこを親父の言うがまま進む車。一向に目的地には到着しません。


 親父に「何町ですか?近くに何がありますか?」と訊ねても「えっと・・・何だったかな」と答えるだけ。そして1時間が経過。「うーーーーん」と頭を抱える親父。


 オレ「目的地はまだですか?」


 親父「分からん・・・」


 オレ「待ち合わせの時間は?」


 親父「分からん・・・」


 オレ「誰と待ち合わせですか?」


 親父「分からん・・・」


 頭から湯気が出ているようです。「帰りましょうか」と言うと「はい」と返事。Uターンして、そこからまた1時間かけて帰宅。


 帰る途中で何度か「ここはどこか分かるか?」と訊ねると「いや、分からん」と答える親父。あんたの指示通りに来たのに(笑)おかげで山本昌の引退試合を見逃してしまいましたがな。


昨日のじい様プレート

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posted by オレ at 09:13| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月06日

虫退治をする親父

 こんにちは。オレです。


 今日もいつものように起きて、いつものスケジュールを淡々とこなす親父。最近少し変化が出てきています。「虫が見える」と言うのです。


 特に食卓についた時にテーブルを凝視してパン!パン!と叩き虫を退治してくれます。もちろん他の家族には見えない虫です。徐々にその頻度が増えて、ほぼ毎日虫と格闘しています。


 以前も幻視はありました。認知症を発症した時です。家の中に誰かが侵入していると怯えて、懐中電灯片手に夜中にパトロールしていた事があります。


 しかしそれも病院で精神安定剤を処方してもらってからピタリと無くなっていました。今思うと幻視というより妄想に近かったのかもしれません。見えない敵に被害妄想で怯え、攻撃的になっていたのです。


 今回の「虫」に対しては、別に怯えた様子ではありません。本当にそこにいると言って指差します。完全に「幻視」です。


 一般的に「幻視」が見えるのはレビー小体型の認知症で、親父のようなアルツハイマー型には無いと言われています。ネットで調べてもきっぱりと「ありません!」と専門医が言い切るのも見られます。でも親父は自信満々に「虫!虫!」とアピールしてるしなぁ。


 という事は本当に「虫」がいるのにオレが見えないだけなのか?(笑)オレのほうに問題あるのかと若干心配になり嫁に聞くと「私にも見えない」の言葉でホッするオレ。


 デイケアの担当に相談すると、酷くなるようでしたら先生に薬を処方してもらいましょうかとの事。でもその手の薬って必ず副作用がありますよね。たとえ「虫」が見えなくなっても、別の問題が起きそうなので、しばらくこのまま様子を見る事にしました。


 別に精神的に不安定なわけでもなく、ただ「虫」退治をするだけです。がんばれ!がんばれ!と応援しておきます。


昨日のじい様プレート

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posted by オレ at 18:57| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする