はじめに

 平成26年夏、同居している親父が自宅の階段から転落し救急車で搬送され入院。
 その日を境に親父はアルツハイマー型認知症を発症。
 それは親父とオレと家族の生活を一変させる出来事だったのです。
 詳しくは下記に記しています。
 介護初心者のオレが親父のサポートに取り組む姿を綴っていきたいと思っています。


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2015年10月05日

同じ朝を繰り返す


 こんにちは。オレです。


 ここのところ、極端に症状の悪化が見慣れない親父。生活のリズムも完全にパターン化されて混乱する事もあまりありません。


 以前、一番辛かったのが、夜中に起き出してゴソゴソと動く事。夜8時にベッドに入り、11時か12時頃に起床。そこから着替えて、何やら荷造り開始。いつ外に飛び出すのかとハラハラして眠れない日々が続いていました。それが今は、夜中にトイレに数度起きる事はあっても、朝6時過ぎ迄動こうとはしません。睡眠導入剤がちょうどいい感じで効いているようです。



 現在の親父の朝は紙パンツの交換から始まります。決まった場所に座らせて、決まった形で脱がせて、決まった形ではかせる。それが終わるとシャツとズボンの着用。放置しておくとシャツをはいて、ズホンを頭から被り出すので、一枚ずつ手渡して着衣の手助けが必要です。


 その後洗面所にトコトコと歩いてきて、しばらく悩みます。洗面台の鏡とにらめっこしながら、自分が何をするのかを考えるのです。歯ブラシに歯磨き粉をつけて手渡すと、ようやくやるべき事を思い出し、ゴシゴシと歯磨き開始。しかし、ここから先も放置できません。水道の水の出し方が分からないのです。


 実はうちの洗面台。老朽化で水漏れする為に2ヶ月前に交換しました。水道もそれまでの蛇口をひねるタイプからレバーの上下で水が出るタイプに変わったのです。親父は何度教えてもそれが理解できません。結局、歯磨きが終わる頃に水を出してやり、それからうがい、洗顔を済ませて水を止めてやらなければいけないのです。


 そしてひげ剃りタイム。電気シェーバーでウィーン、ウィーンと自分で剃ります。これも終わる頃を見計らって、シェーバーを片付けてやらなくてはいけません。何故なら、親父は紙に包んでデイサービスへ持っていこうとするからです。


 それが終わると朝食タイム。約30分程かけてゆっくりと食べる親父。食事に関してだけはほぼ介助がいらないので、オレもここでちょっとひと休み。NHKBSで朝ドラを見ながらの食事です。


 次に食後の服薬。認知症の薬でお馴染みの「抑肝散」と血糖値の薬、血圧の薬、他にも色々と薬だけで腹いっぱいになるほどの量を飲ませます。これらもしっかり飲み込むまでのチェックが必要です。今までに何度か、洗面台の流し部分に吐き出していた前科があるのです。


 ここまで終わると親父は玄関へ。デイサービスのお迎えを今か今かと待ちます。その間も外に脱走する恐れがあるのでちょっと離れた場所から見守るオレ。お迎えの車が到着し、送り出して親父の朝の儀式(?)は完了です。


 この時点でオレは結構グッタリ(笑)しかし、この生活パターンを続けさせる事が今の親父には必要なのかなと思います。若い人でならば、同じ事の繰り返しにつまらなさを感じて、何か新しい刺激を求めたくなりますが、認知症の高齢者には新しい刺激は「毒」になる危険性があるのです。


 入院等の生活環境の変化で、症状が一気に進むという話をよく聞きます。考えたら親父が発症したきっかけも怪我をしての入院でした。


 傍から見てマンネリでつまらなくても、淡々と繰り返す事が親父にとっては幸せなのでしょうね。


昨日のじい様プレート

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posted by オレ at 09:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする