はじめに

 平成26年夏、同居している親父が自宅の階段から転落し救急車で搬送され入院。
 その日を境に親父はアルツハイマー型認知症を発症。
 それは親父とオレと家族の生活を一変させる出来事だったのです。
 詳しくは下記に記しています。
 介護初心者のオレが親父のサポートに取り組む姿を綴っていきたいと思っています。


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2015年11月30日

20年前、20年後


 こんにちは。オレです。


 息子が二十歳の誕生日を迎えました。現在、専門学校にアルバイトにと忙しくも充実した毎日を送っています。


 彼が生まれた20年前の事をふと思い出してみました。その頃のオレは広告代理店に勤務し、仕事、仕事、仕事の毎日。これまた忙しくも充実した毎日でした。


 当時の親父はちょうど仕事をリタイヤした頃。お袋も健在で二人揃って旅行に出かけたりする等、のんびり楽しく暮らしていました。


 まさか20年後に今のような生活を送っているとは考えてもいませんでした。人生は分からないものですね。


 同じようにこれから先の20年後、どのように暮らしているかも分かりません。年齢的に親父はもう死んでいるでしょう。そしてオレがどうなっているのか。息子がどうなっているのか。


 もしオレが親父と同じように介護が必要になっていたら・・・その時、息子がオレの為に自分の生活を犠牲にしてしまったとしたら・・・。これは親としていたたまれない気持ちになってしまいます。


 正直、自分と同じ思いを息子にはさせたくありません。彼は彼の生活をしっかりと守って生きて行って欲しいと思います。



昨日のじい様プレート

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posted by オレ at 09:11| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月26日

気持ちをリセットさせる


 こんにちは。オレです。


 昨日、いつもの時間にデイサービスより帰宅した親父。玄関に入ってオレの顔を見るなり「さあ、帰ろうか」と謎の笑顔で言いました。「いやいや、お父さん。今帰ってきたばかりじゃないですか」と返すと「ああ、そうか」と首をかしげながら靴を脱ぎ出しました。明らかに納得していない感じです。


 キッチンにいる嫁が「おかえり」と声を掛けると「今晩は。お世話になります。」とまたもや謎の返事。いつもは『帰宅⇒風呂』のスケジュールですが、「風呂に入りましょうか」と言っても「いや、帰ってから入ります」と拒否。


 別段、機嫌が悪いのでもなく、穏やかなのですが、表情や物言いがどことなく他人行儀。たまにあるのですね。体は帰宅してても頭の中が外出状態の時が。これまでの経験でオレが学んだ対処法⇒「一旦外に連れ出して、気持ちをリセットさせる。」


 「それじゃ帰りましょうか」と声をかけ車に乗せました。そして近所をグルッと1周して10分後に帰宅。でも親父の表情はまだ他人行儀のままです。あれ?今まではこれでうまく行ってたのに・・・


 そうこうしていると食事の準備ができ、普段と変わりなくがっつく親父。見事に完食です。食後にもう一度「帰りましょうか」と声をかけると「はい」と返事。


 またまた車に乗せて、今度は30分かけてグルグルっと大回りで1周して帰宅しました。すると親父から「ただいま」の言葉がやっと出てきました。何とか気持ちがリセットできたみたいです。


 1回目の近所をグルっと1周しただけのやっつけドライブには親父も気づいてたのでしょうか。ちゃんと頭の中が帰宅するまでに至らなかったようです。


 しかし、なぜ時々こんな感じで気持ちが帰宅できないのでしょうか。考えるとある事に気づきました。親父が通うデイサービスの送迎車は専任の運転手のおじさんがいるのですが、昨日は違う人でした。たまたまお休みだったのでしょう。過去に同じような事があった時もいつものおじさんではなかったような・・・。


 親父の中で『運転手のおじさん』=『帰宅』という形が出来上がっていて、それが崩れた時に混乱して、頭の中が帰宅出来ないのかもしれません。


 しかし、施設の都合もあるので、毎回同じ運転手さんに送ってくださいとワガママ言うわけもいきません。親父の気持ちがリセットできない時はオレが連れ出して、念入りに車でグルグルと連れ回すしかないみたいです。



昨日のじい様プレート

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posted by オレ at 10:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月24日

一日の出来事


 こんにちは。オレです。


 今から15年前、現在20歳の息子が保育園に通っていた頃の事です。オレは毎日、仕事から帰ると息子に「今日は保育園で何して遊んだ?」と訊ねていました。


 「今日はブロックで遊んだ」「ミニカーで遊んだ」「ジャングルジムで遊んだ」等々、息子はその日の出来事を教えてくれました。何でもない会話ですが、親子のコミュニケーションが取れるオレにとっては楽しい時間でした。


 そして現在、親父が毎日デイサービスから帰ると、時々オレの口から「今日、デイで何して遊んだ?」と出てしまう事があります。ついつい保育園に通っていた息子とデイサービスに通っている親父の姿を錯覚してしまうのです。


 そんな時親父は返事をしません。そりゃそうです。親父はデイサービスに仕事に行ってると思ってるのでから。オレはハッと我に返り質問を変えます。「今日はどこに出張に行ったのですか?」と。


 すると「〇〇に行ってきた」「明日は××に行ってくる」ととても日帰りでは行けない程離れた地名を口にします。彼はドラえもんの「どこでもドア」でも使っているのでしょう。気分は全国を飛び回るビジネスマンです。


 息子の保育園時代と、今の親父の共通点がもうひとつ。「連絡帳」です。保育園からの連絡帳で嬉しかったのは「今日はトイレに一人で行けました」とか「給食をこぼさず食べました」等息子の成長が見えた時です。


 親父のデイサービスからの連絡帳からは親父の成長はまったくうかがえません。そりゃそうです(笑)オレが連絡帳を見てホッとするのは「今日も穏やかに過ごされていました」と書いてある時です。


 息子の時は変化があるのが嬉しく、親父の場合は変化が無いのが嬉しいという正反対なところが面白いですね。



昨日のじい様プレート

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posted by オレ at 18:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする