はじめに

 平成26年夏、同居している親父が自宅の階段から転落し救急車で搬送され入院。
 その日を境に親父はアルツハイマー型認知症を発症。
 それは親父とオレと家族の生活を一変させる出来事だったのです。
 詳しくは下記に記しています。
 介護初心者のオレが親父のサポートに取り組む姿を綴っていきたいと思っています。


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2016年06月06日

大山のぶ代さん、老人ホームへ

大山のぶ代さん、老人ホームに入所


 認知症で、在宅介護を受けていた大山のぶ代さんが老人ホームに入所されたそうです。数週間前に担当してたゲームキャラクターの声を降りたというニュースを見て、「もしや」と思いましたが、やはりこういう事だったのですね。


 ご主人の尿管がんが判明したのが理由だそうですが、これまで一生懸命介護されていたご主人としては苦渋の決断だったと思います。


 同じ認知症高齢者を介護している身としては、仕事の現場を離れ、介護施設に入所する事で一気に症状が進むのではないかと思ってしまいます。でも万全の体制で、これから穏やかに過ごせるなら、それはそれで正しい決断だろうと思います。


 
posted by オレ at 19:22| Comment(0) | ニュースな事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今を生きてるはずの親父が…


 こんにちは。オレです。


 前に専門家の人から「認知症患者は今を生きている」という事を教えてもらいました。具体的に言うと、年齢的なもの忘れと認知症の違いでは、「年齢的もの忘れは、今日の昼食で何を食べたかは忘れても、食事をした事は忘れない認知症患者は食事をした事自体を忘れてしまう」といった感じのものでした。


 認知症の人には、今この瞬間・瞬間の事しかなく、ちょっと前の事・先の事という概念が無いという事で『今を生きている』という意味なのでしょう。


 実際に、うちの親父も『今だけを生きてる』と思われる事が多いです。毎日、夕食はデイサービスで済ませてきます。しかし、帰宅して、入浴を済ませてあとは寝るだけという時に、食卓にチョコンと座り、食事が出るのを待ちます。


 「お父さん、もう晩御飯は食べてますよ」と声掛けをすると、必ず「俺は知らん。食べてない」という返事。まるでひと昔前のボケ老人を扱ったコント「〇〇さん、飯はまだかね?」…「おじいちゃん、もう食べたでしょ」の1シーンそのものです。


 ほんの2時間程前に済ませたはずの夕食が、親父の中では完全に消去されています。もう一度食べさせてもいいのですが、最近ちょっと体重増加気味の親父。お腹の出過ぎで腰が痛いというトホホな状況なので、我慢させています。その際、親父は不機嫌に。『意地悪で食事を与えられない可哀想な老人』と思い込んでいるようです。


 そんなやりとりも翌日になればすっかり忘れています。夕べ不機嫌になったのもどこへやら。朝から普通に起きて、朝食をモリモリ食べてデイサービスで出発するのです。まさに『今を生きいてる認知症』の典型みたいな親父です。


 でも、先日ちょっとした変化がありました。朝から少しキツそうで、寝起きが良くない親父。なんとか着替えさせて、半ば抱えるように洗面所に連れていくと、服を脱ぎ出して風呂に入ろうとします。


 「おいおい、朝から風呂は無いよ」と声をかけると仏頂面で「もういい!どうせ俺は飯も食わせてもらえない」と吐き捨てたのです。


 ん?んんん?昨日の夜、食事を与えられなかった事を憶えてるんだ…『今を生きている』はずの親父だったのに、ちゃんと12時間くらい前の記憶が残っていたのです。しかも自分に都合の悪い腹立たしい記憶だけですが(笑)


 やはり人の頭の中は、杓子定規では測れない複雑なものですね。


posted by オレ at 16:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする