はじめに

 平成26年夏、同居している親父が自宅の階段から転落し救急車で搬送され入院。
 その日を境に親父はアルツハイマー型認知症を発症。
 それは親父とオレと家族の生活を一変させる出来事だったのです。
 詳しくは下記に記しています。
 介護初心者のオレが親父のサポートに取り組む姿を綴っていきたいと思っています。


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2017年10月27日

5ヶ月が経過しました@


 ご無沙汰しています。オレです。


 親父が養護施設に入所してから約5ヶ月が経ちました。今は嫁と交代で2週間に一度程面会に行っています。


 オレらが行くと親父は笑顔で迎えてくれます。そして使うのは敬語。オレらの事を家族だという認識は無いようです。入所前からそうだったのですが、言ってる事も支離滅裂。内容の半分以上は何と言ってるのか聞き取れません。


 たとえ意思疎通が出来なくても、オレらの事を家族と思っていなくても、穏やかに機嫌良く接してくれるだけでも十分かなと思っています。


 今でこそ大人しいおじいちゃんですが、入所当初はかなりの暴れん坊ぶりを発揮していたようです。部屋に備え付け洗面台にの電動水道を親父は夜中にゴソゴソ動き回り、引き抜いて破壊したそうです。たとえ修理しても、また同じように引き抜く恐れがあり、しかも水で感電しては危険だという事で、哀れその洗面台は使用不能になってしまいました。


 また別の日には、他の利用者さんの部屋に入り込み、その人のベッドの片隅に寝ていたりとか、帽子を勝手に持ち帰ったり等の迷惑行為もありました。


 2、3ヶ月が過ぎた頃から徐々に落ち着きを見せはじめ、夜も大人しく寝るようになったとか。親父自身、施設の生活に慣れてきたのでしょう。同時にスタッフさんも親父に慣れて、迅速な対応が出来るようになったのだと思います。


 胃ろうの時もじっとして大人しく栄養補給をさせています。入所時にオレらが一番心配したのは、他の利用者さんの食事に手を出さないかという事でした。でも食事の時は一人近くのソファーに座って、食べ物を欲しがる素振りも見せないそうです。他の人達がガヤガヤと食事をしている時に、ひとりだけポツンと座っている姿は少し可哀想に見えますが…。



 こんな感じでたまには親父の近況、オレらの近況も綴っていこうと思っています。『介護日記』としての役割とはちょっと違ってきますが、『介護生活』を経験した家族のメモ帳的なものとして続けていくつもりです。

posted by オレ at 22:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月23日

3年間ありがとうございました。


 こんにちは。オレです。


 昨日、5月22日。親父は無事養護施設へ入所しました。朝から嫁と3人で出向き、出迎えてくれたスタッフさんに案内され、親父の為に用意された部屋へ。設置されたクローゼットに荷物を入れている間、親父はスタッフさんとにこやかに談笑。


 そしてオレは入所の手続きの為に別室へ。管理者の方と話をしていると、嫁に手を引かれて親父もやって来ました。多分、落ち着かずにソワソワしていたのでしょう。嫁と二人、後ろのソファーに腰掛け、オレらの話が終わるのを待っている親父。その間嫁に「まだ帰れないね」と呟いていたそうです。後からそれを聞いてちょっと切なくなりました。


 その後、胃ろうの栄養補給のやり方をスタッフさんに実践して見せました。終わる頃には親父は疲れが出たのか、大イビキで爆睡。目が覚めるとオレ達を後追いするかもしれません。そのままオレと嫁は施設を後にしました。


 施設は緑に囲まれ環境が良く、スタッフさんも優しい人ばかり。これなら親父も穏やかに暮らしてくれる事でしょう。


 帰りの車の中で嫁と「終わったね」と語り合いました。約3年間の介護生活。本当に色んな事があり壁に何度もぶち当たりました。でもオレらはやれる事はみんなやったと思います。


 このブログは介護生活に入ると同時に開始しました。まったく先の見えない不安の中で、ブログを終えるのは親父が死んだ時だろうと自分自身思っていました。しかし、親父ににとってもオレらにとっても最良の選択をして、終える事が出来るのを嬉しく思っています。


 これまで読んでくださった方。温かなコメントを寄せてくださった方。本当に3年間ありがとうございました。


 そして最後に。お父さん、ありがとう。これからもずっと元気で長生きしてください。

posted by オレ at 06:50| Comment(14) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月18日

離れていった人、手を差し伸べてくれた人


 こんにちは。オレです。


 来週の親父の養護施設入所の為の準備。役所へ行って必要な書類を集めたり、かかりつけ医院に紹介状を依頼したり、これまでお世話になっていた小規模多機能施設からの引き継ぎ書をお願いしたり等々、慌ただしく過ごしています。


 いざ役所へ行って住所変更の手続きをすると、親父の居住地は自宅ではなくなるんだなぁとしみじみ感じます。何とも言えない複雑な気持ちになりますが、現住所が変わっても自宅は自宅。『終の住処』ではなくなりますが、いずれは帰る場所にしておいてあげたいと思っています。



 親父が認知症を発症して約3年。とにかく無我夢中で突っ走ってきましたが、その中でオレ自身色々と感じるところもありました。親父から離れていった人達がいれば新しく出会った人達もいました。


 特に、親しい存在だった親族の中で、手のひらを返したように疎遠になっていった人がいます。以前は親父にマメに連絡していたのに、発症を境にプツリと音沙汰無し。恐らく手間がかかるようになった親父に関わりたくなかったのでしょう。


 逆に、それまではあまり行き来が無かったのに、オレ達を心配して連絡をくれるようになった人もいます。オレも嫁も、自分達で親父の面倒を見ると決めて頑張っていたので、何かして欲しいという要望はありませんでしたが、時々気にかけて声をかけてくれるだけで救われた気持ちになりました。本当に、こんな時にその人が持つ人間性が出て来るものですね。


 更に、他人ではありますが、親父の世話をしてくれた介護施設の方。病院のスタッフの方。本当に親身になって相談に乗ってくれました。ビジネスとはいえ、どれだけ心強かった事か。


 他にも心配して声掛けしてくれたり、親父が脱走した時に見つけて教えてくれたご近所の方。介護離職したオレを心配して負担の少ないアルバイトをさせてくれた元会社の人。とにかく感謝、感謝なのです。


 色々な方に支えられての介護生活でした。このご恩を忘れぬように、ここに書き記しておきます。これからのオレも困った人、頑張っている人がいれば手を差し伸べられるような人間でありたいと思っています。

posted by オレ at 22:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする