はじめに

 平成26年夏、同居している親父が自宅の階段から転落し救急車で搬送され入院。
 その日を境に親父はアルツハイマー型認知症を発症。
 それは親父とオレと家族の生活を一変させる出来事だったのです。
 詳しくは下記に記しています。
 介護初心者のオレが親父のサポートに取り組む姿を綴っていきたいと思っています。


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2017年04月10日

秘密兵器・バイトブロック!


 こんにちは。オレです。


 親父が退院してから10日が過ぎました。あれだけヨレヨレだったのが、しっかりと自分で立ち上がる事が出来るまでになりました。栄養補給の量は入院中と全く変わっていません。それなのにこの回復は、やはり寝たきり生活じゃなくなった為だと思います。


 昼間は基本、施設でソファに座ってゆったりと過ごしています。スタッフの方や他の利用者さんからも声を掛けられ、脳にも刺激が与えられています。思えば、入院中はずっとベッドの上に一人でした。


 時々看護師さんが来て、バイタルチェックやオムツの交換の際に声をかけてもらうだけ。テレビを見るわけでもなく、当然、本や新聞は読みません。一日の大半を眠るだけの生活。これでは頭も体も退化しちゃいますよね。


 表情も豊かになり、言ってる意味は不明ですが、言葉もよく発するようになりました。



 ところで、親父の退院の際の準備するものが色々とありました。胃ろうの為の栄養補給グッズ、吸引器や接続する為のカテーテル。ひと通り揃えたつもりでしたが、ひとつだけ足りないものがありました。


 入院中、口腔ケアや吸引の時に、口を開けるようにマウスピースみたいな細長いパイプを口に入れられていました。それが無いと歯を食いしばってしまい、カテーテルを入れる事ができません。


 そのマウスピースみたいなグッズが一体なんだろうと、ネットで色々調べても出てきません。『吸引 口に入れる 器具』等のキーワードで検索したのですが、全く違うものばかりにヒットするのです。


 困ったオレは病院に電話し、その器具について教えてもらいました。看護師さん曰く「あれは医療用の器具でバイトブロックというものですよ」「通常のドラッグストアに売ってますかねぇ」と尋ねると、「医療器具なので多分無いと思います。歯科医院に問い合わせれば手に入るかもしれませんよ」との事。


 うーん、歯科医院か。オレは30年前に親知らずを抜く時に麻酔が効かずに死ぬ目に会って以来の歯医者アレルギー。ここは素直に『バイトブロック』の名前で検索。


 するとア○ゾンや楽○の通販サイトにしっかりとヒット。案外安い価格(350円位)で購入できました。ちなみに送料が500円かかるという本末転倒な支払いになったのですが、仕方ありません。歯医者アレルギーなので(笑)


 という事で手に入れた『バイトブロック』はこれです。

バイトブロック.jpg


 これで今日から吸引が楽になりそうです。

posted by オレ at 15:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月06日

お風呂では暴れん坊


 こんにちは。オレです。


 親父が退院してから6日目。最初の2日は自宅に宿泊し、3日目から施設のショートステイを利用しています。


 2日間の自宅宿泊で感じた事…胃ろうと吸引に関しては、それ程抵抗する事も無く、ほぼスムーズにこなせました


 夜間もほとんど咳き込む事もなく、朝まで大人しく就寝。ただ以前はオレらが就寝する前にトイレへ誘導していましたが、かなり足腰が弱って危険なので、それは中止しました。その代わりに寝る時はリハビリパンツを止めて夜用のオムツと大量吸収のパットを装着→早朝5時に新しいものに交換。この流れで布団を濡らすのを防ぐようにしました。


 一番問題になるのは入浴です。嫁が仕事で遅くなる時の事を想定して、オレひとりで介助できるか頑張ってみました。


 洋服を脱がせて、胃ろうのチューブが飛び出さないように腹帯をしっかり巻いたまま浴室へ。抵抗する親父をなだめながらなんとか椅子に座らせて、シャワーをかけると、逃げ出そうともがきます。それを抑えつつ、ボディタオルで体をゴシゴシ。


 そうこうしていると、腹帯がズレて胃ろうのチューブが顔を出します。それを親父が引っ張らないように気を付けながら、頭をシャンプー。ひととおり終える頃にはオレは汗だくな上に蒸気で頭がぼーっとしてきます。


 今度は浴室から出すのもひと苦労。手すりをしっかりと握って離しません。指を1本1本解きながら、連れ出して体を拭いてやってる間も逃げ出そうと大暴れ。胃ろうチューブは完全に飛び出しブラーンとしています。


 後半は嫁にも手伝ってもらい、なんとか終わらせました。これはやはりひとりでやるのは無理です。


 あんなに風呂好きで綺麗好きだった親父なのに、『入浴』という行為を忘れてしまったのでしょうね。自分に危害を加えらえてると感じ、怖くて仕方ないのでしょう。


 たった2日でオレももうめげそうです(笑)


 それでも入浴以外の時はすっかり穏やかなおじいちゃんになっており、たとえ入浴時に暴れても憎たらしく感じる事がなくなりました。



 その後、ショートステイに行って3日。さっき用事があり施設を覗いていました。親父は退院時より顔色もよくなって元気そうで安心しました。寝たきり生活から開放された事で、かなり体力も戻ってきてるみたいです。でも、抵抗する体力はいらないのですが(笑)

posted by オレ at 15:21| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月01日

おかえりなさい


 こんにちは。オレです。


 一昨日、親父が退院しました。2ヶ月ぶりの我が家です。かなり足腰が弱くなっており、フラフラするのを嫁と二人で両方から支えて、なんとかソファーに座らせました。でも、徐々に体がずり落ちてきます。座っているだけの体力も無いみたいです。


 すぐにベッドを用意して横にさせるとイビキをかいて寝てしまいました。その間に持って帰ってきた荷物の片付けを済ませ、ひと休みさせたところで風呂へ。入浴するのも2ヶ月ぶり。


 服を脱がせてビックリしたのは、下半身がめちゃくちゃ細くなっていた事です。あれだけ食いしん坊だった人がここ3ヶ月、点滴と胃ろうの栄養補給だけ。しかもずっと寝たきりだったから、筋肉もすっかり衰えてしまっているみたいです。さすがにこの姿には涙が出そうになりました。


 胃ろうのチューブが体からぶら下がっている為、それを気にしながらの入浴。タオルを体に巻いてブラブラさせないようにしてても、洗っているうちに取れてしまいます。そうすると親父はそれを掴もうとするのです。左手は親父の手を抑えつつ、シャワーヘッドを首と肩の間に挟んで、残った右手で体をゴシゴシ…アクロバティックな体勢での入浴介助…これは疲れました。


 風呂から上がって、新品のリハビリパンツを穿かせたのですが、入院前にはちょうど良かったLサイズがもうブカブカです。これは横漏れしてしまいます。嫁が慌ててMサイズを買いに行きました。その間に病院で習った吸引と口腔ケア、胃ろうの栄養チャージというメニューを一通りやってみました。


 親父は入浴で覚醒したようで、何かと手を出してきます。その手を抑制しながらの作業。これもまた苦労しました(笑)本来は嫁と2人でやるのが理想ですが、オレ1人で出来るようにならないといけませんね。


 ゴソゴソを手を出してくる親父ですが、以前のような暴れん坊では無くなっています。ベッドの上で動いていても、手摺りを乗り越えるまでの体力はもうありません。これから極力、トイレ誘導をしたり、入浴させたりしながら、完全な寝たきりにならないようにさせようと思っています。


 性格も穏やかになり、会話はできませんが、ニコニコと笑顔を見せてくれます。「もっと元気になって長生きしようね」と語りかけると、か細い声で「はい、分かりました」と。多分言葉の意味は分かってないでしょうが(笑)何ともその時の表情が可愛らしかったです。


 今月からオレも平日昼間、毎日仕事に行くようにしています。自宅介護と施設のデイサービス・ショートステイの併用で、なんとか乗り切って行こうと思っています。


okaeri.jpg


posted by オレ at 13:31| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする